体内時計のメカニズムとその活用法とは
体内時計のメカニズムとその活用法とは
2017-11-03 08:00:00 お気に入り 睡眠

体内時計のメカニズムとその活用法とは

睡眠とストレス、食事、色彩、呼吸法、寝具など睡眠を多角的にとらえる美穂先生の睡眠コラム。体内時計のメカニズムと活用法について解説します。

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    体の中には時計がある!

    朝、目覚まし時計が鳴らなくても、決まった時刻に目覚めることができる人、いますよね?

    それは、体の中には体内時計と呼ばれる時間を計る仕組みがあるからです。

    時計の種類はいくつもあって、90分、1日、1週間、1ヶ月、1年などさまざまなリズムを刻んでいます。

    不規則な生活を続けていると、リズムの調和が乱れて、何時間眠っても寝足りないと感じたり、寝つきが悪く、眠りも浅くなることが…。

    就寝時刻と起床時刻、食事の時間はできるだけ一定にして、リズミカルな毎日を過ごすように心がけましょう。

    意欲や創造力、集中力も高まり、イキイキとした日中を過ごすことができます。

    集中力の持続は90分

    どんな人でも同じ集中力を保ち続けることはできません。およそ90分ごとに、わずかな疲れを感じ、眠気が起こります。

    午後2時から始まったミーティングであれば、3時半ごろ倦怠感を感じて、ひらめきは鈍くなります。

    午後よりも、午前中の方が眠気をもよおしている時間が短いので、会議は午前中の方が適しています。

    午後に行う場合は90分以内にするか、90分ごとに休憩を入れるのが◎。

    午前は頭を使い午後は体を使う

    よほどの夜型をのぞいて、午前10~12時は頭脳中心の思考力や集中力が高まります。

    緊張感があり、頭が冴えているのは、この時間帯。そして、午後2~4時は集中力が落ちてくるので、雑用的な単純作業が向いています。

    肉体的な能力は、午後にピークを迎えます。午前中は、頭がスッキリしていても、体はまだ目覚めていない状態。

    運動は午後3~8時くらいが向いています。一日中同じ作業を続ける場合は、午前中をピークに、時間が経過するに従って、作業能率は落ちて行きます。

    そして90分ごとに効率が悪くなるので、そのタイミングで軽い休憩をとるのがベスト。

    体内時計の仕組みを知って、あなたが持っている力を十分に発揮しましょう!

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