抗酸化作用や美肌効果も期待できる「ピーマン」
私達が日頃口にする食材には体に良い栄養素がたくさん含まれています。しかし、全ての栄養素がまかなえる食材はありません。それぞれの食材に含まれる栄養素や働きを知って、体の中から美しく、健康になりましょう。今回ご紹介するのは「ピーマン」です。
ピーマン
夏が旬のピーマンは唐辛子の仲間です。唐辛子に品種改良を重ね、辛味を除いたものがピーマンです。フランス語で唐辛子を意味するピマン(piment)が名前の由来と言われています。
最も出回っている緑色のピーマンは未熟果のもので、太陽の光を浴びて熟すとともに甘みが強くなり、色も緑色→黄色→赤色へと変化していきます。
また、オランダパプリカ、カラーピーマンとも呼ばれるジャンボピーマンも同様で、未熟果のものは、淡緑、緑、濃緑、紫、濃紫、黒などがあり、完熟すると、赤、オレンジ、黄色に変化します。
ピーマンに含まれる栄養
ピーマンには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用の他にも、コラーゲンの合成を促して美肌効果を高める働きや、紫外線の影響によるシミ・ソバカスを防ぐ働きがあります。
ピーマンの緑色の色素クロロフィル(葉緑素)、赤ピーマンの赤色色素カプサンチンは強い抗酸化作用があります。
さらに、ピーマンには唐辛子と同じくカプサイシンが含まれています。カプサイシンには、唾液や胃液の分泌を促して食欲増進に働くほか、血流を促して新陳代謝を活発にするので、冷え性の予防、改善効果もあります。
ピーマンのおすすめの調理法
ピーマンのビタミンCは熱に強く、加熱しても壊れにくいのが特徴です。油で調理すると、ピーマンの苦味がやわらぐ上に、βカロテンの吸収率も高まりますので、栄養を効果的にとるには、加熱調理がおすすめです。
こんな悩みに
- 食欲不振
- 夏バテ
- ストレス
- シミ
- ニキビ
- インフルエンザ
- 冷え性