基礎体温でなにが分かる?基礎体温の活用法とは?
基礎体温を付けていれば、体調のよい時期や悪い時期のサイクルがつかめてきます。
基礎体温で何がわかるの?
自分の体の日記帳ともいうべき基礎体温。
チャレンジはするものの、つい計り忘れたり面倒だったりと続かない人も多いのでは?基礎体温を付けていけば、体調のよい時期や悪い時期のサイクルがつかめてきます。
それを上手く日々の生活に利用して、無理なく過ごせるライフスタイルを確立していきましょう。
卵巣機能を反映している基礎体温
眠っているときの体温である基礎体温は、女性ホルモンの分泌に応じて変化しているので、日々の基礎体温を計っていけば体のリズムをつかむことができ、月経周期や排卵の有無がわかります。
つまり、基礎体温とは、卵巣の機能を反映しているのです。
基礎体温の活用法
月経前に無性に甘いものが食べたくなる、イライラする、眠れない、むくむ、だるいなど、月経前に心身の調子を崩すことはありませんか?
このような症状をきたす疾患を「月経前症候群」と呼んでいるのですが、基礎体温を記載する際に、心身の状態も日記のように簡単に書き記していくだけでも、症状が和らぐことがあるのです。
基礎体温の変化(すなわちホルモン分泌の変化)とともに、体と心の周期的な変化を理解し、受け入れるだけで楽になってくるというわけですね。
女性は男性と違って、毎月のホルモンの変動の影響を受けますから、心身がそれに揺さぶられてさまざまな症状が出てくるのです。
それを受け入れて上手く付き合っていくことが大切だと思います。
基礎体温の計り方のポイント
計り方のポイントはこの3つ。
- ①いつもだいたい同じ時間帯に。
- ②目覚めたら起き上がる前にすぐ計る。
- ③舌の付け根に体温計をはさんで口を閉じるです。
忘れた日があっても構いません。そこだけ線で結ばないでおきましょう。
多少の時間のずれも問題ありません。
起き上がってしまったらそれを備考欄に書いておきましょう。
基礎体温を測っている途中で眠ってしまい、口をぽかんと開けてしまうと、測定される体温が下がってしまうので気をつけましょう。
一般に測る体温と違い、0.3~0.5度程度のわずかな体温差を見ていくため、婦人体温計というメモリの細かい専用の体温計を使います。
最近ではデジタルのものが主流になり、測定値を記録してグラフにできるものや、目覚ましアラームつきなど、便利な機能付きのものも出ています。