美肌になりたい!美容レーザーのメリット・デメリット
年齢とともに色が濃くなり、数も増えてくるシミ。日頃のお手入れだけで改善するのは難しいもの。なんとなく老けて見える原因となってしまうこのシミの悩みを即効で解決してくれるのが「レーザー治療」です。ここでは、シミの治療に使われる、レーザーの特徴や注意点などをご紹介しましょう。
QスイッチYAGレーザー
皮膚のメラニン色素だけをピンポイントで破壊し、周囲の正常な組織にはダメージを与えないので、シミを効率よく取り除くことができる、非常に安全性の高い治療です。
治療は、気になるシミにレーザーを照射するだけ。痛みは、輪ゴムで軽くはじかれた程度です。
照射した部分は1週間くらいでかさぶたになり、その後自然にはがれてきれいなピンク色の肌になります。
その際、日焼けをしたり肌をこするなどの刺激を与えると、色素沈着の原因になってしまうので注意が必要です。
低出力レーザー
30代頃から見られ、頬や額など顔の左右に対称にあらわれる薄茶色のもやもやとしたシミ・「肝斑(かんぱん)」。
原因ははっきりとは解明されていませんが、原因のひとつとして、女性ホルモンが関与していると考えられています。
肝斑に対しては、高出力のレーザーでは逆に悪化させてしまうので、本来レーザー治療は不向きとされてきました。
しかし近年、高性能な機器の登場によって、肝斑でもレーザー治療が可能になってきました。ごく弱い出力でレーザーを照射し、刺激を与えないようにしながらメラニンを減らしていきます。
今まで肝斑の治療と言えば、内服薬や外用剤による治療が中心だったので、このレーザーは肝斑の画期的な治療法として、多くの人に利用されるようになってきました。
施術後はやはり、紫外線対策と、刺激を与えないようにすることが大切です。
いかがでしたか?ここではシミに対するレーザー治療の一部をご紹介しましたが、シミのタイプによって用いられるレーザーは異なります。
レーザー治療でシミをきれいに消すには、シミに合った特性を備えたレーザーで効率よく安全にシミを除去し、紫外線対策など適切なホームケアを継続することが大切です。