乾燥肌・脂性肌など!女医が教える肌タイプ別コスメの正しい選び方
肌のタイプは一人ひとり異なるもの。季節や生活環境などによって肌質が変わることもあります。ここでは、肌のタイプごとにコスメの正しい選び方を解説しましょう。
乾燥肌
肌表面の角質水分量が減少し、潤いがなくなりかさつきがちな乾燥肌。最も大切なのは「保水・保湿」です。
たっぷりの化粧水で肌に水分を与えたら、乳液やクリームでしっかり水分を保持します。
おススメの成分は、肌のバリア機能の維持と保湿を担う細胞間脂質の一種「セラミド」。
セラミドが多く含まれた美容液や乳液、クリームなどでしっかり保湿するとよいでしょう。
脂性肌
皮脂の分泌量が多い脂性肌は、皮脂をコントロールすることがポイント。洗顔では、泡立てネットを使って洗顔料を泡立て、きめ細かい泡を作ります。
泡を手のひらで転がすことで、毛穴の奥の皮脂や汚れが取り除かれます。
基礎化粧品はさっぱりタイプを選び、クリームなど油分の補給は抑えめにしつつ、化粧水での保水はしっかり行うようにしましょう。
ファンデーションは、リキッドやクリームタイプよりも、パウダータイプのほうがナチュラルに仕上がります。
混合肌
「Tゾーン(額、鼻)は油浮きするのに、Uゾーン(顎、頬)はかさつく」など、部分によってタイプが異なるのが混合肌。
もともとTゾーンは皮脂腺が多い部分なので、オイリーになりやすく、Tゾーンに比べて皮脂腺の少ないUゾーンは乾燥して荒れやすい部分です。
Tゾーンは「脂性肌」とみなし、Uゾーンは「乾燥肌」とみなして、それぞれのパーツに合ったケアを行うようにしましょう。
敏感肌
肌のバリア機能が低下することによって、外部からの刺激にかゆみやヒリヒリ感などを過敏に感じてしまうのが敏感肌。
化粧水で保水した後は、こってりしたクリームで肌を保護しましょう。また、含有成分の種類が多ければ多いほど、肌への刺激になる可能性が高くなるので注意が必要です。
保湿はワセリンのみにするというのもおススメです。ファンデーションは、リキッドやクリームタイプよりも界面活性剤が少ないパウダータイプを選ぶとよいでしょう。
いかがでしたか?自分の肌質をしっかり見極め、肌タイプに合ったスキンケアを行いましょう。