巻き爪にならないために!爪の切り方と靴の選び方
女性に多い巻き爪。原因は爪の切り方や靴なのです。
巻き爪とは
巻き爪とは、爪の左右の両端が内側に湾曲して巻いた状態のこと。
足の親指に起こることがほとんどですが、他の指や手の指に起こることもあります。
巻き爪には、遺伝や体質によるものもありますが、原因の多くは深爪です。
爪を短く切り過ぎると、指先の肉が盛り上がり、爪の先端に触れて爪の成長を妨げてしまいます。
それでも爪は生えてくるので、前に伸びることができない爪が変形して巻き爪になってしまうのです。
痛いからと言って爪を短く切ると、一時的には楽になりますが、深爪を繰り返すとますます爪は変形して悪循環となってしまいます。
巻き爪の原因
赤ちゃんが巻き爪になるのも、深爪が原因のことが多いようです。サイズの合わない靴や、足の形に合わない靴も、巻き爪の原因になります。
特に、女性の場合は、先が細くなっているハイヒールやパンプスが足の先を圧迫して、爪を変形させてしまうのです。
かかと部分のヒールが高いほど、足先が圧迫されて親指に負担がかかりやすくなります。
また、サポート力の強いストッキングが巻き爪の原因になることも。
このような背景から、巻き爪は女性に多いと言えるでしょう。また、大き過ぎる靴もよくありません。
靴の中で足が動き過ぎてしまい、歩くたびに爪が靴の中でぶつかって変形し、巻き爪を起こしやすくなります。
巻き爪の予防
巻き爪を予防するには、深爪をしないようにすることが大切。
爪を切る時は、「スクエアカット」と呼ばれる、爪の両端の角を切り取らず、四角い形になるような切り方をしましょう。
爪の白い部分を全部切ってしまうのではなく、1mmくらいは残して、爪の形に合わせて切るようにします。
ニッパー型の爪切りを使うと、早くきれいに切れます。仕上げは、爪用のやすりで整えて先をなめらかにするとよいでしょう。
靴の選び方
靴を選ぶ時は、自分の足の大きさより少し大きい程度のものを選ぶようにします。
足先に5~10mm程度の余裕のあるサイズがベスト。
試し履きをするときは、片足だけでなく、両足で履いて、少し歩いて履き心地を確かめることが大切。
足の形が左右で違う場合は、中敷きなどで調整するとよいでしょう。
ひもで締めるタイプの靴の場合は、履くたびにひもをきちんと結ぶようにします。
ひもを結んだまま脱いだり履いたりを繰り返していると、ひもが緩んでしまい、全く合っていない靴を履いているのと同じことになってしまいます。
女性は、ヒールが高いものやつま先の細い靴など、ファッション性を重視して靴を選びがち。
しっかり履き心地を確かめながら、機能性を兼ね備えたお気に入りの靴が見つかると良いですね。