カラオケでキレイに裏声(ファルセット)を出すためのコツ
キレイな裏声をマスターして曲のバリエーションを増やそう♪まずは楽に出せる裏声をキレイに出せるようになることを目標に練習しましょう。
裏声とは
裏声とは、地声が裏返った声のことで、「ファルセット」とも言います。
カラオケで高い声が出ないので裏声で歌うことがあるように、裏声なら普段の地声より高い声を出すことができます。
曲のメロディの高い部分の声が出しやすくなるので歌える曲のバリエーションが増えるほか、裏声で歌うことで、より歌に深みを持たせることができます。
また、裏声で曲の持つ良さを最大限に発揮できると、聴いている側を感動させることすらできてしまうのです。
お手本になる歌声を何度も聴く
裏声を上手に出せるようになるためには、まずは裏声を出している歌手の歌声をよく聴いてみることから始めましょう。
例えば男性歌手の中では、藤井フミヤさんや、河村隆一さんなどが上手に裏声を活用していると言われています。
お手本になる裏声を何度もしっかり聴いて、キレイな裏声というものを耳に覚え込ませましょう。
鼻歌は裏声!?
次に、実際に裏声を出す練習をします。
まず、口をふさいで小さな声で鼻歌を歌います。
実は、鼻歌は裏声で出しているのです。
気分がいい時に思わず出てしまうお気に入りの曲を、自分の声を意識しながら鼻歌で歌ってみましょう。
吐いた息に乗せるようにして声を出す
鼻歌での声の感覚に慣れてきたら、次は実際に口を開けて裏声を出すトレーニングです。
まずは、「ハァ~」と声には出さず、息だけを吐きます。
次に、上に向かって声を出すイメージで、顎を少し出すようにして、視線を上向きにします。
口は横に開いて、息を鼻の奥に当てる感じで少し高めの小さな声を出します。
最初に吐いた息に乗せるようにして声を出してみましょう。
息に乗った瞬間の不安定な声が体になじむまで繰り返します。次に、その声を長く伸ばしてみましょう。
裏声上達のポイントは声の方向と口の形
だんだん裏声らしくなってきたら、今度は好きなメロディーに乗せて歌います。
裏声上達のポイントは、声の方向と口の形です。
頭の上から声を出すようなイメージを思い浮かべながら、トレーニングを繰り返して体に覚え込ませましょう。
また、全身がリラックスしていることも大切です。
高音を出そうとすると、思わず力が入ってしまう人が多いですが、力が入りがちになる場合は、特に上半身の力を抜くつもりでリラックスするようにしましょう。
地声と裏声を交互に出す
狙った音を安定させて正確に出すには、地声と裏声を交互に出すトレーニングも有効です。
一オクターブ違いの同じ音を、「アー(地声で低く)」「アー(裏声で高く)」というように繰り返して発声していきます。
自分の裏声を実感しながら、地声と裏声を上手くコントロールできるようになります。
無理に裏声ばかり出していると、のどを痛めてしまうので注意が必要です。
まずは楽に出せる裏声をキレイに出せるようになることを目標に練習しましょう。