妊娠超初期でもアルコール摂取は危険?
質問ひろみ/女性/26歳
妊娠の症状が現れる前の妊娠超初期の段階での飲酒、運動などの生活習慣は胎児に影響しますか?
生活習慣によって、受精したのに着床しない化学流産などはあり得ますか?
私は力仕事をすることが多いので、妊娠に気付けばすぐにそういったことは止められますが、妊娠に気付く前の超初期の段階で、そういったことをして影響がないか心配です
回答松村圭子
化学的流産は、受精卵が着床した後、超音波検査で子宮内に赤ちゃんの入る袋が確認される前に流産してしまうことですが、この化学的流産は、何の異常もない健康なカップルでも、30~40%と高い確率で起こっていると言われています。
「今回の生理はいつもより量が多かった」
「ちょっといつもと違う生理が来た」
と思っている人のなかに、化学的流産が少なからず含まれ、多くの人が気づかないうちに経験していると考えられます。
妊娠のごく初期での飲酒や喫煙などが影響しないわけではありませんが、化学的流産を含め、妊娠初期の流産は、受精卵に異常があることがほとんどです。
自然淘汰であり、誰のせいでもありません。
力仕事も、妊娠が分かった段階で、様子を見ながら調整するとよいでしょう。