膝の成長痛がいつまでも治らないのは「オスグッド病」かも知れません
質問浩香/女性/16歳
私は今高校2年生なのですが未だに成長痛らしき痛みが治りません。
普通、成長痛は小さい時の男の子にしか大体は起こらないとネットに書いていました。私の場合、すねから膝にかけて徐々に痛くなるパターンと、膝しか痛くならないパターンがあります。
あまりの痛さに、夜寝付けないし寝付けたとしても痛さで起きてしまうことがあります。母に相談した所、運動不足と言われました。
運動は確かに学校の体育の授業しかしていません。学校へ行く手段は自転車です。ですが、夏休みに入って週3くらいで30分程度ジョギング、ウォーキングをしています。ちなみに身長にはほぼ変わりはありません。
また、成長痛とは少し違うものと思いますが、気温差が激しい所にいきなり移るとすねから膝にかけて痛みます。この2つは一体何なのでしょうか。解答よろしくお願いします。
回答松村圭子
成長痛は、医学的には「骨端症」と呼ばれ、成長期に起こる脚の痛みで、はっきりとした原因はわかっていません。浩香さんの場合は、症状からすると、“膝の成長痛”と言われる「オスグッド病」かも知れません。
これは、一般的には思春期の男児に多く、スポーツ選手に多いようです。思春期の間、すねが痛みますが、成長とともに痛みはなくなります。
治療としては、太ももの前面を伸ばすストレッチなどが効果的ですが、まずは整形外科できちんとした診断をしてもらうことが大切です。他の病気の可能性も含め、整形外科を受診して診断を受け、適切なケアを行うようにしましょう。